毛原
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京都府福知山市大江町毛原 京都府加佐郡大江町毛原 京都府加佐郡河守上村毛原 |
毛原の概要《毛原の概要》 内宮から熊坂峠を越えて宮川上流の千歳川に沿った山間地の小盆地で、仏性寺へ登る手前を右手に入った所に位置する。古くは仏性寺村の枝郷という。 毛原村は江戸期〜明治22年の村名。天正8年細川藤孝・忠興領、慶長6年からは宮津藩領。農間に製紙を行った。 普甲峠を準える宮津街道(今普甲道)が開かれる以前には、毛原村を通って舞鶴市の栃葉へ下り、ここから北上して辛皮から普甲山と杉山の鞍部を小田へ越えていた、これは元普甲とよばれる。 毛原村は江戸期〜明治22年の村名。毛原は明治22年〜現在の大字名。はじめ河守上村、昭和26年からは加佐郡大江町の大字、平成18年からは福知山市大江町の大字。 和歌山県海草郡美里町に毛原という所があり、水銀が採れたろうという(『丹生の研究』)。三日月神社は弥加宜神社と思われる。棚田がある所はそんな所が多いと私は思っている。「心のふるさと 毛原」 《毛原の人口・世帯数》30・11 《主な社寺など》 大岩神社 三日月大明神 《交通》 《産業》 毛原の主な歴史記録《丹哥府志》 〈 ○毛原(仏性寺村の枝郷) 【付録】(三日月大明神) 〉 《大江のむかしばなし》 〈 狐狸にだまされる話−長い小便 仏性寺 岩間義信 毛原 高橋実治 この、普甲峠を越して宮津まで魚を買いに行くっていいますと、当時はてんびん棒をかついで、そしてここを越しよったという話です。そうして宮津へ行った人が魚を買い、塩を買いして荷負うて。宮津からこの普甲峠を越して帰ろう思て、とっとことっとこ帰って来よったらまあ、荷物が重かったかしらんが、だんだん、だんだん夕暮れになってきて、この普甲峠へかかる頃にはすっかり日が落ちて暗ろうなってしもうて、こらまあ、はよ帰らんと道が見えんようになる思うて急いで峠をどんどん、どんどん上がってくると、もうそのうちにぱったりまっ暗になってしもうた。 ひょっと気がつくと、後ろからパタパタ、パタパタと人が歩く音がする。それでひょいとふりかえると、後ろを女の人がついて来よるんですわ、ほおかむりをして。 「今ごろにこの峠を越す人があるのかな、こりゃやれやれ、連れができたわい」というわけで、すぐ後ろへ追いついて来た時に声をかけたら、 「ちょうどこりゃよかった。私一人でこんなとこ越さんなんかと思っとったら、あのう、おっさんがおってやさかいでいっしょに連れにしておくんなはれ」ということで、 「ほんならまあ、いっしょに行こ」いうんで女の人も後ろからついてくる。そんならまあおっさんは魚をかついで急いで急いで、道を。ちょうど峠の頂上付近まで来た時に、後ろの女の人が、 「おっさん、ちょっと待っとってくれよ」言うんで、 「なんじゃい。」 「いや、ちょっとはばかりに行くでな、ちょっと待っとっとくれ」言うもんやきかいで、そのおっさんは、 「そんならまあ行ってきな」いうので荷物をおろして、そして道端に腰をかけて待っとった。腰からあの、昔のずんぎりというやつを引き抜いて、そしてまあたばこをふかしながら。いつまで待ってもその女の人が出て来ん。 「えらい長い便所やな」 ところがサラサラ、サラサラと水の音が聞こえるんやそうです。えらい長い小便しとるなあと思って、 その音を聞きながら、いつまで待っても出て来ん。そのうちにだんだん夜が明けて、そしてあたりを見まわすとその山の頂上に腰かけて、自分は夜明かしをしとったいうことがその時にはじめて気づいたやと。ほんで、おかしいなあ、まだ水の音がしとる、 小便こいとる音がしとるっていうんで、そこまで行ってみると、谷川の水がチョロチョロ、チョロチョロと流れとる水音じゃった。それを今まで聞いて女の人がそこへ入っとると思て待っとって、夜が明けたら、そういう谷川の水であった。そういう話ですけど。そいでまあ、それは昔よく言うた、狐に化かされたらしいということですなあ。 〉 毛原の小字毛原(ケワラ) 東谷 中鹿原 宮ノ下 中ノ坪 関連項目 |
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【参考文献】 『角川日本地名大辞典』 『京都府の地名』(平凡社) 『大江町誌』各巻 『丹後資料叢書』各巻 その他たくさん |
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