旧・宇川村(うかわ)
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京都府京丹後市丹後町平・上野・久僧・中浜・尾和・袖志・谷内・上山・草野・井上・畑・井谷・中野・遠下・鞍内・神主・小脇・竹久僧・三山 京都府竹野郡丹後町平・上野・久僧・中浜・尾和・袖志・谷内・上山・草野・井上・畑・井谷・中野・遠下・鞍内・神主・小脇・竹久僧・三山 京都府竹野郡上宇川村・下宇川村 |
旧・宇川村の概要《旧・宇川村の概要》 宇川村は、江戸期の竹野郡の広域地名で、宇川庄ともいう。宮津藩領。宇川の下流域および東方の吉野川流域一帯山間および海岸沿いの10数ヶ村を呼んだ。現在も使われている広域地名である。 慶長検地郷村帳に高1447・42石「宇川村」とみえ、「宇川村之内車野村、井上村、遠下村、鞍内村、三山村、畑村、谷内村、上山村、神石村、尾和村、中浜村」と注記される。 寛文9年(1669)永井尚征が宮津に入部、村の細分化政策で平村・上野村・久僧村・中浜村・尾和村・袖志村・谷内村・上山村・草野村・井上村・畑村・井谷村・中野村・遠下村・鞍内村・神主村・小脇村・竹久僧村・三山村の19ヶ村に分離・高付された(延宝三年郷村帳)。それぞれ宇川庄を冠称している。 宇川の称は江戸時代を通じて広域名称として用いられ、「丹哥府志」は「宇川の庄」を前記19ヶ村の総称としてあげている。 「丹哥府志」によれば「袖石村より車野村に至る凡八ケ村是を宇川の下組といふ、六社大明神(車野村鎮座)は下組八ケ村の氏神なり」「平村より南三山村に至る凡八ケ村これを宇川の上組といふ、八幡宮(平村)は上組八ケ村の氏神なり」とする。 宇川村(のちの19ヶ村)は宮津藩領であったが、寛文6年幕府領、同9年宮津藩領、延宝8年幕府領、翌年宮津藩領、享保2年幕府領と変遷した。 明治に入って、西部の下組八ヶ村に上宇川村、東部の上組八ヶ村に下宇川村が成立した。 古代は、「和名抄」竹野郡小野郷と推定する説もある(地名辞書)が未詳。 中世は、宇川荘で、南北朝期~戦国期に見える荘園名。竹野郡のうち。貞治2年の丹後国宛て官宣旨で山城天竜寺雲居庵領「宇河庄半分地頭職并余戸里」の課役が免除されている。 「蔭涼軒日録」文明17年には「謁総持院、奉賀御方御所大将宣下并院領丹後国宇河庄御安堵之両事、御他適之故白置帰也」、鹿王院領であるが、戦国期には幕府料所となっていた。 「大館常興日記」天文10年条には「御料所丹後国宇川庄事」と見える。「丹後国田数帳」には「一 宇川保 四拾三町三百汁八歩内…」と見える。 室町期の鷹狩や鳥類に関する往来物「蒙求臂鷹往来」に「於丹州者、鵜川筒川両庄巣鶻逸物也」とある、という。 中世宇川の河口部には平荘が所在したと推定されるが、平庄は与謝郡である。宇川中流から上流の野間地区はつい最近まで与謝郡であった。飛び地のように与謝郡平庄があったのか、それとも海岸部は地続きの与謝郡で、山間部に宇川庄があったか、また宇川上組・下組の呼び方は東部の与謝郡側からの呼び名と思われ、古くは竹野郡よりも与謝郡との繋がりが強かったような名付け方のように思われるが、未詳。 宇川村の主な歴史記録『注進丹後国諸荘郷保惣田数帳目録』 〈 竹野郡木津郷 一 宇川保 四拾三町三百卅八歩内 十一町七十四歩 但十町分反銭沙汰之 地頭 瑞泉院 十一町七十四歩 但十丁分反銭沙汰之 地頭 雲居寺 廿一町百九十歩 領家 〉 『注進丹後国諸荘郷保惣田数帳目録』 〈 与謝郡 一 平庄 廿二町三段二百四十八歩 八幡領 〉 『丹哥府志』 〈 宇川の庄(与謝郡筒川の庄より西にあり。) ◎袖志村(筒川庄の蒲入村の西)…略… ◎尾和村(袖志村の次)…略… ◎中浜村(尾和村の次)…略… ◎久僧村(中浜村の次)…略… ◎谷内村(久僧村より南へ入る)…略… ◎上山村…略… ◎上野村(久僧村の次)…略… ◎車野村(上野村の次)…略… ◎平村(車野村の次)…略… ◎井上村(平村より南の谷へ入る)…略… ◎中野村(井上村の次) ◎遠下村(中野村の次)…略… ◎倉内村(遠下村の次)…略… ◎小脇村(倉内村の次、是より野間の庄野中村へ道あり)…略… ◎竹久僧村(小脇村より東の谷へ入る、此辺にのたか原といふ端郷あり)…略… ◎三山村(小脇村より東へ入る、是より碇峠を越て菅野谷へ道あり)…略… ◎乗田ケ原村(三山村の次)…略… 〉 関連情報 |
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【参考文献】 『角川日本地名大辞典』 『京都府の地名』(平凡社) 『丹後資料叢書』各巻 『丹後町史』 その他たくさん |
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