丹後の地名

筒川村(つつかわ)(旧村)
京都府与謝郡伊根町


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京都府与謝郡伊根町菅野・野村・本坂

京都府与謝郡筒川村

筒川村の概要




《筒川村の概要》

逸文風土記に「浦嶼子 丹後の国の風土記に曰はく、與謝の郡、日置の里。此の里に筒川の村あり。此の人夫、日下部首等が先祖の名を筒川の嶼子と云ひき。…」とある、その筒川である。筒川はその名の川で、半島中央部の最高峰太鼓山(683.1m)の西側に源を発し、山間部の渓谷を北流する、延長約18kmばかりの2級河川。その上・中流域に筒川村がある。

筒川村は、奈良期に見える村名。丹後国与謝郡日置里のうち。上記のように「丹後国風土記」逸文に見える、浦嶼子伝説発祥の地。
筒川荘は、鎌倉期〜戦国期の荘園名。「続浦嶋子伝記」の奥書に「永仁二年甲午八月廿四日、於丹州筒河庄福田村宝蓮寺如法道場、依難背芳命、不顧筆跡狼籍、馳紫毫了」とある(群書9)そうである。「丹後国田数帳」には「一、筒川保 三十四町四段五十五歩」と見える。
中世の筒川保あるいは筒川庄と称する地域は、泊の七社明神の文明14年(1482)棟札にも筒川庄とあるから、現伊根町のうち合併前の筒川村・本庄村と朝妻村の一部を含んでいたと考えられている。
近代の筒川村は 明治22年〜昭和29年の与謝郡の自治体名。菅野・野村・本坂の3か村が合併して成立。大字は旧村名を継承して3大字を編成。明治30年与謝郡第四高等小学校創立。同33年筒川製糸場創設。同42年筒川電話局開設。大正14年部落有林統一。昭和8年経済更生村に指定される。昭和29年伊根町の一部となり、村制時の3大字は伊根町の大字に継承された。


《旧筒川村地区全体の人口・世帯数》 349・151


《主な名所など》


《交通》

《産業》



筒川の主な歴史記録




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【参考文献】
『角川日本地名大辞典』
『京都府の地名』(平凡社)
『伊根町誌』各巻
『丹後資料叢書』各巻
その他たくさん



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