樽水(たるみ)
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京都府福知山市樽水 京都府天田郡上豊富村樽水 |
樽水の概要《樽水の概要》 和久川の上流の谷に位置し、東に甘栗集落がある。南に氷上郡芦田へ通ずる蓮根峠(445m)、その西方に同郡塩久へ通ずる塩久峠(310m)がある。 樽水村は、江戸期~明治22年の村。「正保郷帳」では豊留村2、357石余のうちに含まれて当村名は見えない。「寛文印知集」は当村名を記す。「元禄郷帳」で豊留、「天保郷帳」では豊富を冠称。枝村に甘栗がある。福知山藩領。明治4年福知山県、豊岡県を経て、同9年京都府に所属。同22年上豊富村の大字となる。 樽水は、明治22年~現在の大字名。はじめ上豊富村、昭和24年からは福知山市の大字。 《樽水の人口・世帯数》 245・96(甘栗を含む) 《主な社寺など》 集落の入口付近に八幡社があり、その境内社に芦田の武士23人が切腹して果てたと伝える廿三代の首塚というところがあるそう、地元では、戦国期に烏帽子山に立て篭った赤井悪右衛門の家臣が逃れて切腹したものとも伝えているという。どこにあるのかわからなかった。
臨済宗南禅寺派長安寺末普明山観興寺。 村からはずいぶんと高い所にあるが、車で登れる。もとは真言宗で、寺地に六坊の跡があり、境内の宝篋印塔は室町前期のものとして市文化財。
宝篋印塔。寺前に案内板がある。→ この寺にある宝きょう印塔は、市の指定文化財になっています。 塔の総高は一四二センチで、塔身に胎藏界四仏を薬研彫りにした宝きょう印塔で、すべての部分が完存しています。また、笠の下に上向きの蓮弁を刻んでいるのは珍しいものです。 応安元年(西暦一三六八年)の銘文があるが、現在その部分の風化がひどく、はっきりしませんが、宝きょう印塔の様式からみてその頃の作品と考えてさしつかえないと思われます。福知山市教育委員会 宝篋印塔はこれしか見当たらなかったが、全長142センチもないよう、コケだらけで、これがそれかは不明。 金剛力士像。案内板→ 観興寺(かんこうじ) 木造金剛力士像 福知山市重要資料 彫刻 福知山市字甘栗 木造 二躯 この金剛力士像は像高二〇九cmを測る市内の金剛力立像の中でも比較的大きな像です。顔の向きがやや内側に向いて立っている、眼を玉眼でなく彫眼としているなど通常の金剛力士像とは異なる点が認められます。細部の技巧を見てみると、岩座上に立つ姿ではありますが、鳩尾が非常に盛り上がって力強さをよく表現しており、吽形の口の結びの形も力感あふれる見事な表現がされています。裳裾の彩色は後世に修理された際に施されたものです。 修理の際に、胎内墨書銘があることがわかりましたが、確かな制作年代は伝わっていません。現状で確認できる制作技法からは南北朝時代以降の制作と考えられます。 この像はその力感あふれる力強い姿から、市内各所にある仁王像の中でも優品といえるものであり、福知山市内の金剛力士像の信仰や近隣における仏教美術を考えるうえで重要な福知山の文化財です。平成二六年三月 福知山市教育委員会 仁王門の中に2躯納められている、ガラスと金網でガードされていて、外から写真を写すのはムリ。 熊野神社 当寺の鎮守社。 樽水城跡 丹波国福知山領伝記に、「樽水ニハ樽水縫殿ト云者、掻上城ヲ構テ住ス、和久庄笹尾ノ城主攻落スト云」、天津文書に「豊住ノ庄樽水村、樽水主殿助ト云者、小城ヲ構て住す、塩見氏来る時落城すと云」とあるという。前者の和久住笹尾の城主も、後者の塩見氏も同一人で、樽水城を落したのは、おそらく茶臼山城主和久長利(横山城主塩見頼勝の子)であろうという。 「樽水城跡」 《交通》 《産業》 樽水の主な歴史記録『丹波志』
伝説樽水の小字一覧樽水(タルミ) アナウト アカイチ アゲサ アラタニ アソ 市原 岩ガハナ イノクラ イノタニ イチノタニ イケガタワ ウチカイチ ウサギ田 岡安 ヲゝタ ヲゝタニ ヲクガタニ オゝサコ カゴウ カルモ カミダンバタケ キリガサコ ギツチヨウバ クラダニ カサ谷 小法用 小山谷 コタニヤマ 堺川 サカモト サコハタケ 下山谷 下河原 清水 シモダンバタケ シヲクトウゲ セトタニ セトノヲク 高柳 タカツボダニ タケノシタ 段ノ野 ダシタニ 辻 ツジトウ ツエガタニ ツゝミダニ 寺谷 天堤 テラノオク テラカイチ トウデン ドウザカ ドウヤシキ 長尾 仲畑 中ケ田 ナカノカイ ナカイチ ナガゝタニ ナベダニ ナカムラ ナベクラ ニシウラ ニシダニ ノバタ ハケ坪 ハイダニ ババ ーツ谷 ヒトダニ ヒナタ 福本 フカサ フタマチダ マタニ マツガハナ 宮ノ本 モリノコシ 山谷 ヤマシタ ユリノ下 ロクデン 清水谷 ヨコダニ イノクラ 桐ケ迫 笹原 サカモト 塩久峠 ズリハタ 高坪 竹ノ上 ツゝミダニ 寺奥 テラガイチ ナベクラ 入谷 深サ 山谷 清水谷 ヨコ谷 関連情報 |
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【参考文献】 『角川日本地名大辞典』 『京都府の地名』(平凡社) 『丹波志』 『天田郡志資料』各巻 『福知山市史』各巻 その他たくさん |
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