岡安(おかやす)
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京都府舞鶴市岡安(廃村) 京都府加佐郡朝来村岡安 |
岡安の地誌《岡安の概要》 岡安は現在の青葉山麓公園やグリーンスポーツセンターの広い敷地の谷が村地であった。池ヶ首の伝説と長寿村として知られた。日当たりの良い村であった。 昭和15年その地は海軍第三火薬廠の敷地として全戸(13戸)強制的立ち退きとなり廃村となった。 現在もそうした施設の中にいくつか火薬廠跡の建物が残っている。 《人口》《世帯数》0・0 《主な社寺》 海臨寺末養源寺。 『加佐郡誌』 〈 東命山養源寺、臨済宗、承応二年創立、朝来村 〉 『丹哥府志』 〈 【東命山養源寺】 〉 『丹後国加佐郡寺社町在旧起』 〈 養源寺禅宗海臨寺末寺なり。 〉 『朝来村史』 〈 東明山養源寺 字岡安 開基 承応二年癸己六月十六日 本尊 観世昔菩薩 開山 玉仲西堂大禅師 縁起 不詳 当寺は元岡安中岡家屋敷の上地に建立せられてあったものであるが、明治の中葉に最近の寺屋敷、即部落の西南端、高燥にして展望開闊の聖地に移転した、建物は元登尾林次郎兵衛氏住宅を譲受改造したもので、岡安、白屋、長内、登尾、笹部及杉山の一部を檀下とする古刹である。臨済宗東福寺波三等地現住職は森法輪師で昭和十六年再び登尾地内現在の場所に移韓した。 参考 (林茂太郎氏所蔵) 丹後舊語集によると 岡安村 養源寺 登尾・白屋、岡安の寺なり 海臨寺末 とあり。当時は長内、杉山、笹部に夫れぞれ寺院があった爲に檀下は右の三部落で、併し本山が海臨寺とある點如何。此れにつき海臨寺は當時、地方の中本山で末寺二十ヶ寺を有してゐたと他の参考書にあるから見て、明治執年寺院改めの節東福寺大本山末とかはったものであることが解かる。 当寺は檀中に相賞有力なる家柄があり且創立以来、三百年を経過してゐるのであるから、寺歴を語る書画骨董等の宝物什器等多数所蔵せられある筈と思うも、現在の處可然もの殆ど此れなしとの事である。按するに明治以降住職の更迭頻繁で、混淆、紛雑意想の如く整理、保存の実拳らざりしに非ざるか。 明治以降六十年程の間に森恵文和尚、盤山和尚、東洋和尚、逸道和尚、岩田佑道和尚及最近の横升宗珀和尚其他逸名の和尚在職せられたのであるが、其中に於て盤山和尚、東洋和尚は共に有徳達識の名僧、殊に東洋和尚の学識深遠なる、道徳の堅固なる宗内稀有の高僧であったと謂う事である。 〉 《交通》 《産業》 農林業 岡安の主な歴史記録《丹後国加佐郡寺社町在旧起》 〈 養源寺禅宗海臨寺末寺なり。 〉 《丹後国加佐郡旧語集》 〈 定免五ツ 岡安村 高九拾石 内壱斗五升 万定引 弐拾五石御用捨高 義源寺 海臨寺末 白屋 岡安 登尾之寺 〉 《丹哥府志》 〈 ◎岡安村(登尾村の次) 【東命山養源寺】 〉 《加佐郡誌》 《朝来村史》 〈 岡安 岡安と謂う地名は実に土地に適はしき好き字名なり、白屋より登尾に越す緩やかなる丘上東面して黙々、家戸十有三、大風を知らず洪水を知らず、四時陽気満々たる旭光里内に透徹し、無病長寿真に安住の理想郷と称するを得べき在所である。 旧高九十石、成詰五ツとあらから岡安は寺を除く十二戸に割り平均一戸七石五斗、畑地も沢山所有し住民は何の不足も感じない。 年々野上り八月には字中の十二人相率ひ相楽しく方々神詣でなどしつゝ冬季降雪の下にありては集曾所に鑪を囲み、談笑日の募るゝを知らない。然れば此字には八十歳以上の高齢者夫婦揃うたのが幾組もあり、人口も八十前後兎に角朝来村に於ける唯一の高齢者部落と称せられてきた。 併し此土地にも又一、二の悩が無いでもなかった。それは盛夏時に於て元来灌漑用の河川無く、又溜池の用意も有たざる水田は屡々旱魃の害を家むる事があり、農家の苦辛は此点に注がれ田植後は保水に十二分の努力をしてきたものである。 参考 宝暦十四甲申年 田口神社建立寄進帳写 略 此時分は寺とも十五戸を存せり 池ケ首の傳説 (略)「丹後の伝説13」にあります。 昭和十四年海軍用地関係により久しきに亙り光輝ある傳統をもつ字岡安は茲に自然的解体を遂げ、住民は夫々新たなる郷土に移転したのである。 〉 岡安の小字岡安 下川原 場々 尺ト コヨリ 山田 ヌカスカ 小丸山 丸山 本田 大山谷 堂ノ下 村下 小山谷 森ノ後 真奥 南 タイト田 西ケ迫 堂 ケクワ 岡 村中 ノケ 池ケ首 池ノ尻 村上 大師山 矢切山 ホラミ谷 東谷 関連項目 |
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