白滝(しらたき)
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京都府舞鶴市白滝 京都府加佐郡池内村白滝 |
白滝の地誌《白滝の概要》 白滝は舞鶴市の南部。伊佐津川支流・池内川支流・白滝川の源流部の山間の谷中に位置する。川を下ると別所に到る。東方の 昭和49年の大火で11戸23棟を全半焼、この際消防車の進入を妨げた農道をのちに拡張し幹線市道とした。 白滝村は江戸期〜明治22年の村名。同22年池内村の大字となる。 大正期に別所・寺田・上根・白滝にかけて銀・銅・硫化鉄が採掘され、鉱山景気に沸いたことがあったが、昭和初期には廃坑となったという。 《人口》40《世帯数》15 《主な社寺など》 氏神は今田の倭文神社 白滝神社 山神神社 《交通》 市道白滝中線 《産業》 白滝の主な歴史記録《丹後国加佐郡寺社町在旧起》〈 右両村に同 〉 《丹後国加佐郡旧語集》 〈 定免七ツ八分 白滝村 高五十五石四斗七升七合 内四斗 万定引 薬師堂 〉 《丹哥府志》 〈 ◎白滝村 【山王廿一社明神】 【観音堂】 【付録】(薬師堂) 〉 《加佐郡誌》 〈 池内村。もと大内郷に属していた。現今は今田、堀、池ノ内下、布敷、別所、上根、寺田、白滝、岸谷の九ケ字から成っている。 池内の名は夙に知られている。今其起源を調べて見ると字上根に船つなぎといふ岩がある。昔大雨の時谷中に水を湛えて湖となり船を浮べた事があった。其時此岩に船を繋いださうである。今此処に船つなぎ弁財天が祭ってある。此湖は後に民家が次第に増して此村をなしたのであるから池内谷といったのであるとのことである。 〉 《舞鶴市史》 〈 舞鶴鉱山 池内地区の別所、寺田、上根、白滝と、この地方一帯に分布する。鉱種は銀、銅、硫化鉄鉱であり、鉱床の走向はN五○〜六〇E、傾斜七度〜八度Sとある。鉱床の母岩は、輝緑岩ないし輝緑凝灰岩で、小規模な層状、合銅硫化鉄鉱床である。別所の暮谷(くれだに)坑、高油里坑を主として戦国末期から大正年代にかけて採掘していた。 〉 《まいづる田辺 道しるべ》 〈 白滝 白滝の地名については、当地は水量が豊かで美しい滝があり、此の滝をとって「白滝」と名をつけたという。地元の伝承によると、「白滝には元々一軒屋があり、一人者が住んでいたといわれ、その後出合に住んでいた人々が白滝は出合より住みよく、その上、景色よく、ここに移り住んで村をつくりし」という。 出合より白滝への道は、出合の道分地蔵前より白滝川に沿って少し遡ると谷奥の開けた広い場所に出てくる。ここが白滝村である。 延享三年(一七四六)の史料によると農家戸数二十八戸とある。 村の中程に、上根より峠を越えて来る旧道あり、往昔、上根、寺田方面より上林への往還道として多くの人々がこの道を往来せしと聞く。 白滝より上林への旧道は、村中に架かる白滝橋を渡り神子峠を越えて上林の水梨村に至る。この白滝橋の袂に角柱の道標が立っている。 道標には、 → 上林 左 山みち とあり、神子峠を越えた所で菅坂峠を下って来た旧道と出合い、この岐路にも自然石の道標が立っていた。 道標には、 右 まつのを 左 たなべ とあり、上林方面から来た旅人に対する道案内の道標にして「右 まつのを」は、これより菅坂峠を越えて松尾寺へ参る参詣道を指す。「左 たなべ」は、白滝村より池内谷を通り田辺に至る道しるべの道標になっている。この道標は残念ながら今は紛失して無い。 この近くに今一基自然石の道標あり。道標には、 右 やま 左 たんご とあり、この道標も菅坂峠を越えて丹後へ行く道標になっている。 〉 白滝の小字白滝 高由里 峠尻 鈴尾 村中 橋谷 小屋谷 奥道 堂ノ上 上地 岡前 大迫 布迫 長畑 丈山 ヒウチハ テント 大杉 ツエ谷 ホリキリ 笹尾 出合 ナカサ シモヨイシ シモヨイシカミ ズリ シモク谷 古ヤカ谷 カンジリ 小谷 一ノ谷 ハシ谷ヒシロ 中ノ谷口 小ヤ谷ヒシロ 小ヤ谷ヒナタ オクムカイ ナシザコ シク谷口 オク山ヒシロ ケンメイ ウハカ谷 ハイサコ 水呑場 オクサコ 大ヤブ アンオク 上ノ山 ハンコ迫 ヒヨ谷 ハシ谷ヒナタ 関連項目 |
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【参考文献】 『角川日本地名大辞典』 『京都府の地名』(平凡社) 『舞鶴市史』各巻 『丹後資料叢書』各巻 その他たくさん |
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