丹後の地名

常津(つねづ)
福知山市大江町常津


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京都府福知山市大江町常津

京都府加佐郡大江町常津

京都府加佐郡河東村常津

常津の概要




《常津の概要》

由良川右岸の陣取山(259m)北西麓に位置する。
常津村は江戸期〜明治22年の村名。天正8年細川藤孝・忠興領、慶長6年宮津藩領、元和8年からは田辺藩領。享保18年田辺藩全藩の惣百姓一揆に参加している。
東方の陣取山は黒井城(跡地は現兵庫県氷上郡春日町)城主赤井悪右衛門が鬼ケ城に城塁を構えた折、この方面の見張所を置いた所と伝えている。「丹哥府志」に安田太郎城墟、旧語集に「古城 安田杢之進」とあるものとの関係は不明。
当村の塩見隆司家先祖覚書(塩見隆司家文書)に「寛永廿年末の正月廿四日に吉支丹事申入侯、同二月廿八日に川内国草下村にて埒あき申侯」という記録があり、隠れ切支丹の詮索が当地方にも及んでいたことが知られる。という。
常津は明治22年〜現在の大字名。はじめ河東村、昭和26年からは加佐郡大江町の大字、平成18年からは福知山市大江町の大字。

《常津の人口・世帯数》91・27

《主な社寺など》
室町後期、安田杢之進の居城と伝える山城
氏神は国一明神
檀那寺は南山の真言宗観音寺

《交通》

《産業》

常津の主な歴史記録


《丹後国加佐郡寺社町在旧起》
 〈 常津村
安田大公道城跡あり。国一明神氏神とし仰ぎ奉る。愛宕山柴の庵あり。  〉 

《丹後国加佐郡旧語集》
 〈 定免六ツ五分三厘
常津村 高百六拾七石七斗二升

    内拾七石三斗九升七合 万定引
    七石御用捨高
 古城 安田大公之進
 国一明神 氏神
 愛宕 柴庵  〉 

《丹哥府志》
 〈 ◎常津村
【国一大明神】
【安田太郎城墟】
 【付録】(愛宕社、山神社、庚申堂、地蔵堂、阿弥陀堂)  〉 




常津の小字


常津 見勢 千原上嶋 尾藤口 尾藤大橋 枇杷ケ迫 サイン 新嶋 下麻蒔 上麻蒔 家前 安田 安田奥 堤ノ谷 京路 田和 梅ノ木谷 山下 泓ケ谷 岩ケ迫 瀬ノ爪 渡場 大地蔵 野々竹 五ノ宮ノ谷 家前 出前 下嶋

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【参考文献】
『角川日本地名大辞典』
『京都府の地名』(平凡社)
『大江町誌』各巻
『丹後資料叢書』各巻
その他たくさん





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