旧・梅田村(うめだ)
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京都府船井郡京丹波町水原・上大久保・下大久保・鎌谷下・鎌谷中・鎌谷奥・東又・坂井 京都府船井郡瑞穂町水原・上大久保・下大久保・鎌谷下・鎌谷中・鎌谷奥・東又・坂井 京都府船井郡瑞穂村水原・上大久保・下大久保・鎌谷下・鎌谷中・鎌谷奥・東又・坂井 |
旧・梅田村の概要《旧・梅田村の概要》 旧・梅田村は、明治22年~昭和26年の船井郡の自治体名。郡の南西端で、水系的には土師川とその支流井尻川・東又川・根直川・繁谷川・北山川・鷲尾川・奥山川などが流れ、天田郡側になる。その各河川流域に耕地が開け、山陰街道が東西に貫通する。水原・上大久保・下大久保・鎌谷下・鎌谷中・鎌谷奥・東又・坂井の8か村が合して成立。旧村名を継承した8大字を編成した。村名は梅田春日神社の郷社名と村中央の橋梁梅田橋の橋名とに由来するという。 主産業は農林業で、土師川沿いに耕地が開ける。明治22年頃の産物は米・麦・大豆・小豆・菜種・ソラマメ・ダイコン・甘藷・菜・桑葉・タバコ・実綿・木材・薪・炭・蚕・肥草・生糸どがある。明治期の特産物に茶がある。また、優れた製茶技術を持った茶師は京都宇治方面に出稼ぎをし、「宇治でもうけて、田原でつこうて、花の朝宮で丸はだか」という俗謡を残すという。 大正期は養蚕業が盛んで製茶は一時衰退したが、昭和に入り漸次復興。林業は村民の生活を支える重要産業の1つで,木材のほか昭和初期には木炭を産し、「梅田木炭」と称された。松茸も「梅田松茸」として好評。栗栽培は明治39年頃から着手。木材は同19年山陰街道が改修されるとともに伐採量が急増し、山の荒廃を招いた。当村の公有林には同39年公有林野整理委員会を設置、大正5年集落有林野を統一。村有林は700町歩にも及ぶ。 明治22年の調査で当村には、人力車13・貨物運搬用牛車9・荷車23と宿屋5戸があり、交通の要所をなした。昭和4年園部~福知山間に省営バス(のち国鉄バス)が開通した。明治9年下大久保に郵便取扱所開設、下大久保郵便局となり、同33年上大久保に移転し、上大久保局、昭和26年水原に移転し、梅田郵便局と改称。電報は明治15年下大久保の電信柱建設に始まり、同42年大久保局の電信事務取扱い開始。電話は昭和3年梅田村役場が檜山郵便局に加入、同13年大久保局開局。同19年交換事務開始、交通・通信関係が充実した。 教育では明治6年明俊校が開設、同19年水原小学校、同22年梅田村立明俊尋常小学校と改称。昭和22年新学制に基づき、明俊小学校・梅田中学校が開校。 同26年瑞穂村の一部となり、村名は解消。村制時の8大字は瑞穂村の大字に継承。合併直前の村勢は、戸数475 ・ 人口2,499・村面積35平方キロ。 旧・梅田村の主な歴史記録『船井郡誌』 梅田村 一、沿革 古の郷名不明なり、或はいふ餘戸郷か。今、坂井、水原、上大久保、下大久保、鎌谷下、鎌谷中、鎌谷奥、東又の八大字あり。徳川時代に於ては鎌谷下、鎌谷中、鎌谷奥、東又の四村は亀山藩の所領にして、坂井村は旗本の士柴田七九郎の知行たり。水原、下大久保の二村は徳川氏直領にして代官松平九十郎之を支配し、上大久保村は水野壹岐守の所領なりき。維新の後久美浜縣、豊岡縣に分屬せしが、明治四年十一月京都府の所轄となれり。十二年四月郡區町村編成法に依り、水原、鎌谷下、謙谷中、鎌谷奥、東又、上大久保、下大久保の七村聯合して聯合戸長役場を設け、坂井村は檜山村に屬する井尻、八田、小野、大朴諸村と聯合して聯合戸長役場を設けたり。十七年七月前記二聯合は合併し、大朴村を除き他の十一箇村聯合したり。二十二年四月町村制賓施に當り、坂井、水原、上大久保、下大久保、鎌谷下、鎌谷中、鎌谷奥、東又の八村を合して一村となし、現時の梅田村を形成するに至れり。 関連情報 |
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【参考文献】 『角川日本地名大辞典』 『京都府の地名』(平凡社) 『船井郡誌』 その他たくさん |
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