河原市(かわらいち)
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福井県三方郡美浜町河原市 福井県三方郡耳村河原市 |
河原市の概要《河原市の概要》 郷市の東隣り、耳川の河原で、ここに市がたったのであろう。国道27号、旧丹後街道、JR小浜線が東西に並走する。町の中心部である。 中世の川原市は、戦国期に見える地名で、弘治2年(1556)6月の明通寺鐘鋳勧進に「川原市」が100文を奉加している。 近世の河原市村は、江戸期~明治22年の村。小浜藩領。藩主酒井忠勝が寛永12年(1635)8月河原市村の検地を行っている。「雲浜鑑」に、戸数38・人口197、耳庄組に属していた。明治4年小浜県、以降敦賀県、滋賀県を経て、同14年福井県に所属。同22年耳村の大字となる。 近代の河原市は、明治22年~現在の大字名。はじめ耳村、昭和29年からは美浜町の大字。明治24年の幅員は東西5町・南北8町、戸数69、人口は男141 ・ 女146、学校2、小船1。 《河原市の人口・世帯数》 405・158 《河原市の主な社寺など》 市姫神社 耳川の河原で市が開かれていた故に河原市というの伝承があり、その故をもって氏神に市姫神社を祀っているという。 『美浜町誌』 市姫神社 鎮座地…河原市二辻一三。現祭神…市杵島比売命。例祭日…四月七日。旧社格…無格社。氏子数…九十戸(平成五年) 詳細な縁起は不詳。『神社明細帳』に「慶応年間(一八六五~六八)に社殿が類焼した。明治三年八月十六日に再建した」という記述がある程度である。 曹洞宗薬王山秀栄寺 市姫神社の隣り。寛永十八年(一六四一)開基。「若州管内社寺由緒記」に、「禅宗 薬王山秀栄寺 古来より有之由来不相知」。能登鳳至部の総持寺末といわれる 『三方郡誌』 秀榮寺。曹洞宗。河原市に在り、僧青峯宜秀の草創なり。その年代詳ならす〔宜秀は寛永十七年八月二十二日寂す〕爾来寄戸龍源院末たりしか、寺號を稱するに至らす、寳暦九年秀榮寺と稱す。明治二年火災に罹り、二十年再建す、三十二年八月法地に開闢して靈陰犀翁を傳法開山とす。惣持寺末なり。 水生観音堂(曹洞宗普門山水生寺) 斎場の隣りにある。 青蓮寺創建の三年後の開基という。「若州管内社寺由緒記、「水生観音 号普門山 妙林寺 本尊十一面観音 昔源三位頼政此辺御通の節馬に沓懸させ給ふ間に笠の内へ光り指入り不思議に思召光明の本を尋させしに水中に観音御立被成候故取揚 柴の庵を結ばせ給ふ…」。「若狭郡県志」に、「号長法寺、伝言、従三位源頼政卿建立之」、旧称水生観音、普門山妙林寺。「若狭郡県志」に若狭国順礼三十三所の一とある。 天王山西麓で、長保寺ともいい、十一面観音を本尊とする。開基は源三位頼政、当時このあたりを通ったところ、水中から怪しい光が射すので、その元を探りあてると、十一面観音が現れたので、うやうやしく救いあげて一宇を建立して祀った。故に水生観音といわれ、源三位頼政の位牌も祀られている。 『三方郡誌』 水生観音堂 河原市に在り。長保寺と稱し、水生山と號す。十一面觀世音を安置す、傳へ云ふ、本尊は恵心の作、開基は源頼政なり往古は大伽藍なりしか、いつしか頽廢したり、當時の佛具等今も土中より出ることありと、寛永年間国吉の奉行佐藤某、堂宇を再建す。 《交通》 《産業》 《姓氏・人物》 河原市の主な歴史記録河原市の伝説河原市の小字一覧河原市 小倉山 徳光 高木 町田 四月田 菰池 藤ノ木 仲田 駒ケ田 大鞁田 稲田 塚原 琵琶田 榿(ハンノキ) 大道ノ下 冲田 小沢 中沢 村中 広筬 汢 小町平 西川 三反田 薬師田 行友 大石 茶屋ノ上 割橋 流田 公文田 沢田 金塚 滝ケ鼻 岩国 水生前 水生 犬坊塚 下田 下川 盆山下 広原 盆山越 藤内 磊(ライ) 川向 勘田 長湧 坪田 中川原 岡谷 熊野田 雷松 窪毛 盆山 先祖山 蔭山 笹山 梨ケ谷 関連情報 |
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【参考文献】 『角川日本地名大辞典』 『福井県の地名』(平凡社) 『三方郡誌』 『美浜町誌』(各巻) その他たくさん |
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