丹後の地名 若狭版

若狭

黒田(くろだ)
福井県三方上中郡若狭町黒田


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福井県三方上中郡若狭町黒田

福井県遠敷郡上中町黒田

黒田の概要




《黒田の概要》

舞鶴若狭自動車道の「若狭上中インター」がある谷。
鳥羽川の西岸、鳥羽谷の中央に位置し、北西背後に鞍ヶ岳がそびえる。
中世の黒田は、戦国期に見える地名。若狭国遠敷郡鳥羽荘のうち。大永4年(1524)8月26日香川大和守殿内が武田元光から安堵された買得地のうち売主山口彦右衛門尉の1反は「在所鳥羽黒田子リカ子」にあり、他の売主鳥羽左衛門尉賢冬の1反も「在所同ウシトラスミ」にあったと見え、羽荘内に含まれていた。また上記文書に売主として見える鳥羽左衛門尉賢冬は、大鳥羽村霧嶺の城主鳥羽氏であろう。買主の香川大和守は麻生野を本拠としていたと伝える。香川氏は守護武田氏の奉公人で、跡を継いだ右衛門大夫は元亀(1570-73)頃には鳥羽谷一円を支配していたらしく、同元年4月織田信長を熊川に出迎えた者のなかに「鳥羽の香川右衛門大夫」とある。居城は当地の北方麻生野にあった。
近世の黒田村は、江戸期~明治22年の村。小浜藩領。明治4年小浜県、以降敦賀県、滋賀県を経て、同14年福井県に所属。同22年鳥羽村の大字となる。
近代の黒田は、明治22年~現在の大字名。はじめ鳥羽村、昭和29年からは上中町、平成17年からは若狭町の大字。明治24年の幅員は東西3町余・南北63間、戸数28、人口は男66・女84。


《黒田の人口・世帯数》 85・25


《黒田の主な社寺など》
下山古墳群と黒田古墳


八幡神社

上黒田集落の一番奥、鹿除けフェンスで閉じられている。境内に大フジの木があり、毎年4月3日と9月14日~15日の祭礼日には若者による囃子が奉納されるそう。黒田川の上流に弘法の滝、南部の石楠ケ谷にはシャクナゲが自生するそう。
八幡宮の祭日は3月18日、7年に1度能の奉納があったという。近代に入り村社八幡神社の祭神は応神天皇・毘売神・神功皇后とされ、明治42年境内社の熊野神社は宇若王子から合併された。

『遠敷郡誌』
八幡社 村社にして同村黒田字八幡ノ上にあり、元若宮八幡と稱し祭神は應神天皇毘賣神、神功皇后なり、熊野神社は明治四十二年合併され祭神不詳にして字若王子にありしものなり。

『上中町郷土誌』
八幡神社、黒田
祭神 応神天皇 毘売神 神功皇后
由緒 不詳
境内神社 祭神 不詳 由緒 不詳
     山の神社
     不詳
社寺由緒記 黒田村 八幡小社 □□小社 山の神小社 若社
       右三社とも為レ差由締不レ知略レ之
延宝三年   黒田村庄屋  平太夫



大鳥羽にかけて霧ケ嶺城跡


《交通》


《産業》


《姓氏・人物》


黒田の主な歴史記録


『上中町郷土誌』
黒田
黒田は鳥羽地区中央にありて谷深く鞍ヶ岳の峻嶺北西に聳え、谷川の上流に一条の滝がある高さ二丈五尺水量豊かにして景観またよし。部落の奥地山麓に村社八幡宮ありこれより下流両側に人家点在す戸数三十一。
滝の上 山腹に雨乞池と呼ぶ洞窟あり、往昔鉱石を採掘した跡ともいい、またある年旱魃の折り上中郡各村から雨乞を祈顧して参集したという。雨乞池附近にすべり岩あり、弘法大師の足跡なりともいう足形の窪みありて有名である。字池ノ房、東林房は昔天台宗の寺院あとでこの附近から石地蔵の出土多い。また部落の南方石楠ケ谷には石樟花が自生していて珍らしきものである。歴史的な産物では藩政時字義加地箍から良質の葉たばこを産出したという。
嘉永年代の御領分高
黒田区  二百六十石三斗八升二合

黒田の伝説





黒田の小字一覧


『上中町郷土誌』
黒田区小字名
炭竃 深谷 引尾 抜道下 抜道 東林房 池ノ房 八幡上 八幡ノ下 上之山 家ノ下 沢之下 中田 向山下 針ノ木田 袖之下 若王子 若王子脇 根知金 深田 和田屋敷 義加 曽根田 掘池 滝之鼻 畔六十 休石 葛谷 仏谷

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【参考文献】
『角川日本地名大辞典』
『福井県の地名』(平凡社)
『遠敷郡誌』
『上中町郷土誌』
その他たくさん



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