メッセージ 第47回港湾のうたごえ祭典が舞鶴で開催されることになりました。全国からうたごえ祭典にご参加のみなさんを心から歓迎します。 舞鶴は「岸壁の母」で知られるように再びくり返してはいけない過去の歴史がありますが、戦後は「平和産業港湾都市」として発展・努力が重ねられてきました。この春には新しい国際埠頭もでき期待のされています。しかし、景気低迷の中、荷物が少ないこと、また、自衛隊や米軍が事あることに商業港を利用しようという意図が近年目立ち、港湾発展に影を落としているとも言えます。 6大港で開かれていたうたごえ祭典が地方に出向くのは徳島に続き2回目で、しかも日本海側は初めての開催で大きな意義もあると思います。この意義ある全国祭典が大きく成功し、港湾のうたごえの仲間や舞鶴のうたごうの仲間、また、市民・労働者の連隊が深まることを願っています。 私も33年前、仕事に就いたときから先輩たちに「うたごうは平和の力」と教わり、機会あるごとに「うたごえ」に親しんできました。この機会に元気が出る新しい歌も教わりたいと期待しています。 うたごえ運動が益々発展することを祈念してお祝いと歓迎の言葉といたします。 舞鶴地方労働組合協議会 事務局長 瀬尾純爾
港湾のうたごえに80人 絆、平和をハーモニーにのせ 全国祭典 各地の合唱団が出演 第四十七回港湾のうたごえ全国祭典が七月三十一日、余部下の中総合会館で開かれた。地元の合唱団はじめ、京阪神や横浜などの港湾で働く人たちでつくる合唱団の総勢八十人が出演し、仕事への誇りや仲間との絆、平和への思いをハーモニーにのせて歌った。 港湾に関係する労働者たちが職場環境の改善や交流を図ろうと、一九六四年から国内の六大港の都市で持ち回りで開催してきた。一昨年には地方港の徳島でも企画し、今年は日本海側で初となる舞鶴が会場に選ばれた。 舞鶴くろしお合唱団と新婦人うたごえサークル「この指とまれ」、神戸や大阪、東京など各港湾の合唱団が出演した。地元の合唱団と各港湾の合同合唱団アンカーが「風よ未来へ」などの曲を歌ったほか、「海」などで息の合った美しい歌声を響かせた。また、韓国民団舞鶴支部の舞鶴マダンサムルノリサークルが友情出演し、楽器演奏を披露した。