丹後の地名

日和田(ひわだ)
京丹後市網野町日和田


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京都府京丹後市網野町日和田

京都府竹野郡網野町日和田

京都府竹野郡木津村日和田

日和田の概要



《日和田の概要》



木津の龍献寺の前を山の方へ入る(府道666号)。途中に不動の滝があるが、その先の峠を越えた所で、水系としては佐濃谷川側になる。道路沿いに日和田畜産団地があり、酪農経営が行われている。
不動の滝

日和田の畜産団地
以前は売布神社の横手から入ったそうだが、今はこの道は通行止めになっている。
日和田村は、江戸期~明治22年の村名。木津庄の枝郷。はじめ宮津藩領、享保2年より幕府領、宝暦9年再び宮津藩領となる。明治4年宮津県、豊岡県を経て、同9年京都府に所属。同22年木津村の大字となった。
日和田は、明治22年~現在の大字名。はじめ木津村、昭和25年からは網野町の大字。平成16年から京丹後市の大字。
昭和38年の豪雪による被害を契機に転出者が増加し、同53年には1戸となった。昭和51年より町農協計画の日和田畜産団地ができて、周辺から数人が入植して酪農経営を行っている。


《日和田の人口・世帯数》 0・0



《主な社寺など》

威徳神社
小字宮ヶ谷に威徳(いとく)神社があったが、住民の離村により現字木津の加茂神社境内に移された。 木津の加茂神社↓だが、どの社殿が威徳社なのかわからない。
加茂神社(木津)

威徳神社の狛犬
威徳神社の狛犬が「網野町郷土資料館」にある。

『丹後国竹野郡誌』
 〈 威徳神社 村社  日和田守宮ケ谷鎮座
 (神社明細帳) 祭神  菅原道眞公
  由緒 不詳 明治六年村社に列す
 本  殿  梁行三尺五寸 桁行三尺五寸
 拝  殿  梁打二間   桁行四間
 上  屋  梁行二間   桁行四間
 境内坪数  四百一坪
 氏子戸数  三拾三戸
境内神社
武大神社  祭神 素佐之男命
 創立 不詳
稲荷神社  祭神 宇賀魂命
 創立 不詳
剱形神社  祭神 不詳
 創立 不評
養父神社  祭神 養父根豊宇気比女神
 創立 不詳
秋葉神社  祭神 大過突智神
 創立 不詳
愛宕神社 祭神 火産霊神
 創立 不詳
猿田彦神社  祭神 佐田比古神
 創立 不詳
(丹哥府志) 伊徳大明神 祭九月二拾日
聖神社 無格社 字日和田鎮座
 (神社明細帳) 祭神 不 詳  〉 


《交通》


《産業》


日和田の主な歴史記録


『丹哥府志』
 〈 ◎日和田村(大向村より南へ入る)
【伊徳大明神】(祭九月廿日)
 【付録】(養父大明神、愛宕大明神)  〉 

『ふるさとのむかしむかし』
 〈 養父大明神の化身
 日和田の部落は、山の中の谷なので、獣がよく作物をあらわしました。この獣たちを封じるために、村人たちが相談し、但馬から獣の神様を迎えることにしました。
 その神様は兵庫県養父郡養父村に祭洞されている養父神社であります。
 日和田のこのお宮は、氏神の威徳神社とは別の山にあって 祭神は養父大明神ですが、なぜか大川神社とも言われています。祭当日は毎年陽暦八月二十五日でありました。
 この神の化身は、大きなカメで、作物をあらす獣を食べる神様だといいます。
 むかしは参拝者が多く、遠く、熊野郡・竹野郡・中郡のほか、但馬方面からも参拝され、帰りには境内の熊笹を折って持帰り、獣の被害の多い所へ立てたものだそうです。
 日和田での例祭にはその祭事に弓・槍・鉄砲など用いて盛大に行われたそうですが、今は住民が離村し、お宮も字木津の加茂神社境内に移されています。 (原話 出ロ和久・高尾道幸・沖野浩一)   〉 





日和田の小字一覧


日和田(ひわだ)
石原(いしはら) 峠成(とうげなる) 小無谷(こぶたに) ヒガン田(ひがんだ) ホウリ谷(ほうりたに) 三ツ町(みつまち) 中ノ谷(なかのたに) 大平(おおひら) 平見谷(ひらみたに) 流田(ながれた) 外ケ花(そとがはな) トチ谷(とちだに) 滝谷(たきだに) 滝ノ上(たきのうえ) 登リ立(のぼりたち) カラト口(からとぐち) 奥スケ(おくすけ) ヒヨウカリウ カラト 元京(もときょう) 大谷(おおたに) 道ノ上(みちのうえ) 松長(なつなが) 熊岡(くまおか) 堂ノ段(どうのだん) 堂ノ前(どうのまえ) コヤケ谷(こけやたに) 平尾(ひらお) 中田(なかだ) 別当(べっとう) 柳谷(やなぎたに) 柳谷口(やなぎたにぐち) ヤスケ 宮ノ谷(みやのたに) 惣之谷(そうのたに) 向垣(むかいがき) 森谷(もりたに) 藤谷(ふじたに) カイジリ 下境(しもざかい) 西谷(にしたに) 百合ケ下(ゆりがした) 小谷(こたに) 七色(なないろ) 堂ノ下(どうのした) モクレンジ 立畑(たてばたけ) 小滝(こたき) ひじり 茶谷(ちゃたに) 万京(まんきょう) 堂ノ上(どうのうえ) ジト コサコ 大谷奥(おおたにおく) タナダ ナル畑(なるばた) ハンソウ谷(はんそうたに) ヲトシ 石ド(いしど) 町方(まちかた) 向山(むかいやま) 小谷口(こたぐち) ヨモ谷口(よもたにぐち) 峠谷(とうげたに) スク谷(すくたに) 峠尾(とうげお) 下ガナル(しもがなる) 上ガナル(うえがなる) 峠坂(とうげざか) *ヨウロ谷(ようろたに) ロスケ 外ハマ(そとはま) シト ヨコ尾(よこお) 込谷(こみだに) コウコ谷(こうこたに) 宮ノ本(みやのもと) ハント谷(はんとたに)


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【参考文献】
『角川日本地名大辞典』
『京都府の地名』(平凡社)
『丹後資料叢書』各巻
『丹後国竹野郡誌』
『網野町史』
その他たくさん



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