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丹波の

上粟野(かみあわの)
京都府船井郡京丹波町上粟野


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京都府船井郡京丹波町上粟野

京都府船井郡和知町上粟野

京都府船井郡上和知村上粟野




上粟野の概要




《上粟野の概要》

仏主の手前、「和知山の家」のあるあたりである。
山間を上和知川が南流し、沿岸に耕地と集落がある。大部分は山林地帯で、豊かな森林資源に恵まれている。和知山の家がある。
中世には和智荘の荘域で、下流の下粟野と合わせて単に粟野とも称されたらしいが、すてに天正年間には九条家領「和智村」のうちとして「上粟野村」と見え、九条家に年貢を進納している。
上粟野村は、江戸期~明治22年の村。元和5年から園部藩領。
明治4年園部県を経て京都府に所属。同22年上和知村の大字となる。
上粟野は、明治22年~現在の大字名。はじめ上和知村、昭和30年からは和知町の大字、平成17年からは京丹波町の大字。


《上粟野の人口・世帯数》 13・19


《上粟野の主な社寺など》

鎮守は細谷の阿上三所神社。
檀那寺は細谷の曹洞宗昌福寺。


《交通》


《産業》


《姓氏・人物》


上粟野の主な歴史記録




上粟野の伝説


『和知町誌』
和知の大男
昔の事。この地方にとてつもなく大きな男が住んでおった。村から山へ登るにもポイと一跨ぎで登れるくらいに大きかった。或る時、山へ登ろうとして片足を山へかけて、もう一方の足をふんばったら、足がフケ(湿田)へずり込んで、大きな大きな足跡ができたそうな。それが今でも残っておる。あるとき、その大男が山へ登って握り飯を食べておった。するとその中に石がまじっておった。男は、その石をつまみ出してポイと投げたら、石は下粟野まで飛んでいってしもうたということじゃ。 (上粟野)

『和知町石の声風の声』
和知の大男
上粟野の老人から聞いた話、此の地方に大きな大きな男が住んでおり、村から山へ登るにも一跨ぎで登れる程であった。或る時山へ登ろうとして片足を山へかけて、他の一方の足をふんばったら、足がフケ(湿田)へずり込んで、大きな足跡が出来て今でもそのまま残っている。又山へ登って、その大男が、握り飯を食べたら、その中に石があった。それを摘んでぽいと投げたら下粟野まで飛んで行った、その石は今でもあると、現在二十才の下乙見の娘さんが話して呉れた。まだその足跡とその石を実際には見ていない。此のような話は、日本全国にわたって古い記録にものっている。人間以上の大きな仕事をなしとけた者は皆非凡な体格を持った人であると云う考えから人格化し、神となり、それが池を作り、山を造り出したと云う、巨人伝説として世界共通の考え方である。そして此の信仰が忘れられ、囲炉をとり囲んでの伝説となったのだと云う。
尚此の話と同じようなことを、下粟野小学校(現在の第三小学校)で採集されたのは未だ古代人の信仰をよく説明している。それは「上ン殿の池」と云う話である。そのまま採録させて貰う。「下粟野のゴザソ山から、ウエンドノのしる田へ神様が飛ばれた。それが池となり、足跡の形になっている。今でもその池だけにきれいな水が湧く、それは神様が、片足でとばされたやそうな」と、尚「上ン殿」の伝説を書き加える。下粟野の田んぼに、上ン殿と云う地名がある、ここにその昔、位の低いお殿様が住んでいた。其のやしきのあったところに、此の地名がついたと云うのだ。

雨降り石
大井川に沿うて粟野谷に入り又大谷が流れ出る川との合流点に子育地蔵さんの御堂がある。その向い側の田の中に、上部は平らかで、高さ一メートル余り、底部は田の面で一坪余りもあろうかと思われる岩が、デント据わっている、
昔は比の上に祠があったとか。今はない。地方の人は比の岩を雨降り石と呼んでいる。此の石に登ると雨が降るとか又落ちて必ずけがをすると恐れあがめている。又此の上に蛇がいる時はきっと雨が降ると信じられているようだ。かつて比の地で十八才位の男が、私が朝その上に蛇がいるの見たら昼頃から雨が降り出したと話して呉れたこともある程である。残念ながら此の上に昔あった祠の中の祭神を開くことが出来なかった。
或は雨乞いの座にもなったのではないかとも思う。

渇之坂
上粟野より仏主へ行く途中、渇之坂と云うて一坪ばかりの草薮があり、そのところに生えた草一本でも折りとるか抜くかすると、其れを折った人は、立ち所に腹痛を起すとて今でも土地の人は恐れていると聞いたことがあったので、現地で聞きただして見たら、今は昔、戦国時代に戦場から逃れて来た武士が、この所で渇して死んでしまった。その武士の魂が、祟りをしているのだと聞いた。若し昔、誰か奇特の人があって、この亡魂を鎮めるために碑でも建てて置かれたならば、現在では何か、御利益のある神として祭られたかも知れないなどつまらぬ空想に落ちたのであった。





上粟野の小字一覧


上粟野(かみあわの)  小西(こにし) 西ノ谷(にしのたに) フケ ナコセ 谷口(たにぐち) ヤスミバ ヒロセ 東畑(ひがしはた) 向田(むかいだ) 大橋(おおはし)

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【参考文献】
『角川日本地名大辞典』
『京都府の地名』(平凡社)
『船井郡誌』
『和知町誌』各巻
その他たくさん



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