丹後の地名 若狭版

若狭

小浜酒井(さかい)
福井県小浜市小浜酒井


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福井県小浜市小浜酒井

福井県遠敷郡小浜町小浜酒井

小浜酒井の概要




《小浜酒井の概要》
南の駅前から、少し西側に入った所。駅通り商店街がある。
地名の由来は諸説あり。小浜藩の領主であった酒井氏から取ったとされる。
酒井町は、明治13~22年の町名。小浜町のうち。春日町が改称して成立。同22年小浜町の大字となる。
酒井は、明治22年~現在の大字名。小浜を冠称。はじめ小浜町、昭和26年からは小浜市の大字。大正期地内に雲浜蚕糸があった。毎年9月14 ・ 15日に行われる八幡神社祭礼放生会には、隔年ごとに質屋町の頃から続いている布袋の山車を奉納している。

《小浜酒井の人口・世帯数》 177・70


《小浜酒井の主な社寺など》

日蓮宗向嶋山長源寺

縁起によると康暦2年(1380)日源の創建で、当初は富田町北東部、後瀬山西麓の現空印寺の地にあったが、大永2年(1522)若狭守護武田元光が後瀬山に築城し、当寺の地を館とするため現在地へ移転したという。
同年六月二日付清光長源寺敷地宛行状に「補任小浜長源寺敷地之事 右於向嶋四丁四方角境等有之」とみえる。戦国期には東勢井村に集中して寺領があった。
伽藍は浄行院・安全院・円光院・円教院と蕃神堂・祖師堂・清正公堂・妙見堂・鬼子母神堂など17堂で構成されたが、浄行院・円光院・鬼子母神堂・祖師堂を除いて消滅。京都本圀寺蔵「日蓮聖人註画讃」奥書によると当寺に粟屋元隆の庇護を受けた画工の寄留したことがうかがわれる。寺蔵の絹本著色弥勒菩薩像は南北朝期の作で重要文化財、「永重本堂円覚寺鰐口延文五年庚子十一月八日若州長源寺常住、施入妙是」の銘文をもつ鰐口(市指定文化財)もある。
『遠敷郡誌』
長源寺 日蓮宗本國寺末にして同町酒井に在り、本尊は題目寶塔釋迦多寳なり。國寶は絹本著色の大日如来像にして明治三十四年指定さる、康暦二年安住院日源小濱西宮前町(現今男山)に創立す、大永二年武田氏築城の時第五世日樽今の向島の地に移す。
 境内寺院四あり、安全院永祿三年創建、淨行院應永三十一年創建、母数院年代不詳、圓光院、天正三年創建、境内佛堂に鬼子母神堂祖師堂妙見堂開山堂清正公堂あり。


『小浜町誌』
長源寺
 小濱町東隅南川ノ西岸ニ在リ。日蓮宗ニシテ、京師本國寺ニ属ス。康暦二年、僧安住院日源ノ創建ニ係レリ。旧後瀬山麓今ノ空印寺域ニアリ。大永二年、守護武田元光居城ヲ後瀬山ニ築ケル時、此ニ移リテ向島卜号ス。住持日樽堂宇ヲ改造シ其大サ旧観ニ数倍ス。中央ニ本堂アリ、南ニ祖師堂アリ、三十番社アリ、西ニ利堂アリ。楼門ハ貞享年中建ツル所ニシテ左右ニ金剛力士ヲ置キ、十六尊者ヲ楼上ニ安ス。昔時ハ寺中十七僧院アリ。今ハ只安全院・浄行院・円教院・円光院ヲ餘スノミ。什物ニ日蓮上人ノ大曼荼羅アリ、又漢竹ノ笙アリ、秋風丸ト名ク。天智天皇ノ旧物ナリト傳フ。絹本着色、大日如来ノ像アリ、之ヲ國寳ト定メラル。



日蓮宗光全寺



日蓮宗浄行寺



《交通》


《産業》


《姓氏・人物》


小浜酒井の主な歴史記録




小浜酒井の伝説


『越前若狭の伝説』
長源寺浦の河童(がわら)       (酒井)
 むかし長源寺浦から浅が瀬の間にかけ、水あびや洗いものに出て水死する者が、三年五年のうちひとりはあった。水におぽれて死ぬのでなく、水の中へ引きこまれて死ぬようである。あがった死がいを見ると、肛門は破れているが、ほかに傷はなく、どの死体もみな同じである。治療しても助かる人はない。
 俗にがわら(河童)のしわざといわれている。これは、いわゆるかめである。かめは元来人に死をほどこすことはないが、ここにいるかめは、どすを持っているらしい。
 ある人が川縁(がわべり)町を通ると、大きなかめが浮いて、むこう岸より泳いで、長源寺浦へ渡るのを見た。ここの水の深さは、測りしれないといわれ、正徳ごろより年々浅くなって、かめも住むところがなくなり、享保二十年(一七三五)大水で流されたのが、近年は水死する人がなくなった。   (拾椎雑話)




小浜酒井の小字一覧




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【参考文献】
『角川日本地名大辞典』
『福井県の地名』(平凡社)
『遠敷郡誌』
『小浜市史』各巻
その他たくさん



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