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16メートルの大松明を下から火の付いた小松明を投げ上げて点火する。青年たちの役目である。 オガラのみで作られた最大径2メートルばかりのコーン型の大松明が燃え上がる。燃えて落ちる火の粉の美しさは天下一(と思われる)。 大松明は最後は倒されるが、なおものすごい火力で燃え続ける↑。 燃えガラにも霊力がある、と信じられている。みな燃えてしまい何もない、燃え残るのは小松明だけかも知れない。持って帰り家のカドに掛けておく、魔除けとされる。 燃えガラを探す人々、特に小松明を探す↓。 動画は下のほうにあります。 |
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参道↓(暗いので足元注意。蛇がいるのでヤブの方へは行かないこと) 「城屋の揚松明」は、8月14日の夜10時、雨引神社境内↑で行われます。 場所は雨引神社境内広場。駐車場や公共交通機関も申し訳ありませんが十分にはございません。自転車やタクシーなどでお越しいただければ、たいへんに助かります。トイレの用意はあります。狭いところですが、揃ってのお越しをお待ちいたしております。 雨引神社神事↑ 揚松明は大蛇伝説と結びついた伝統行事。神社参道にいて迎えてくれる。↓
揚松明と同じような伝統行事が日本各地に残されている。「柱松」とか「松あげ」とか呼ばれるものである。後にいろいろな伝説や社寺由緒などと習合されていて起源がどこにあるのか不明になっているが、火を意味するマツという古語がいずれも残されているので、歴史学以前にさかのぼるものなかろうか。 リンク集−各地の「揚松明」− 中には国の無形民俗文化財に指定されているものもある、城屋揚松明もそのネウチは十分すぎるほどにあるのではなかろうか。(指定はHPに記載されていたもので、すべて書かれているかは不明) 花背の松上げ(京都市右京区花背八桝町8月15日) 京都市無形民俗文化財 広河原の松上げ(京都市左京区広河原下之町8月24日) 京都市無形民俗文化財 松上げ(小浜市南川町8月23日) 上げ松(美山町の各地8月24日) 京都府無形民俗文化財 柱松(岩国市周東町祖生の各地8月15日19日23日) 国無形民俗文化財 周防柱松(山口県光市8月4日) 北信濃の柱松行事(7月14日15日28日) 国無形民俗文化財 和歌山県西牟婁郡すさみ町の柱松 戸隠神社の柱松 都井岬の柱松(宮崎県串間市8月最後の金土) 鳥羽の柱松(三重県鳥羽市河内8月15日) 川名津柱松神事(八幡浜市4月19日) 県無形民俗文化財 「城屋の揚松明など:丹後の伝説12」 「城屋の揚松明:アルバム1」 当サイトにたくさんありますから検索してみて下さい。 |
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