春の花だより |
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福知山市長尾。 国道176号線、天津から少し山手へ入った「長尾バス停」の付近。道路脇の斜面25アールに1万株のシバザクラの小さな花が咲いて一面のピンク色一色。 地区住民の「花の郷長尾」が美観で村おこしをと10年前に植え始めたという。こうしたボランティアよろしいですね。「福知山花の十景」。 4月中旬〜5月中旬が見頃。見物自由無料。日曜日にはイベントがあるかも。色姿の違うほかの花も植えてもらえればもっとよろしいかも。
樹齢2000年といわれる「才の神の藤」。京都府の天然記念物。およそ30メートル四方の巨大な金属製藤棚に支えられて咲き誇る。 由良川に架かる大雲橋の少し北から東南方面に延びる古地谷のだいぶに奥の方、道のネキにあるので、行けばわかる。かつては欅の大木に山藤がからんで一見藤の森の観を呈していたという。 欅の下部の洞穴に八衢比古命・八衢比売命・久名戸神三柱の道祖神が祀られている。 『大江町誌』は、 〈 才ノ神の藤と欅 マメ科・ニレ科 南有路古地(ふるぢ)の奥、綾部市西方町に通じる古地峠のはじまるところに藤のからまった巨大な欅がある。その根元は空洞化がはなはだしいので周囲の測定は困難であるが約七九○センチメートルである。古くからこの空洞に才ノ神を祀ってきた。 欅はたび重なる落雷のため梢が折れたが、樹勢はおとろえることなく四方八方に枝を張ったので、これが自然の藤棚となった。欅にからまる藤は大小六株であるが最も太いものは周囲一八○センチメートルに達し、藤のひろがりは道路を越えて山に達し約四五○平方メートルにも及んでいる。花期は他の藤より少しおくれて五月中旬過ぎに開花するが、花穂は長く美しい。花が咲き揃うころ毎年藤祭りが行われる。 地域では、欅・藤共に才ノ神の神木としてあがめ、これを手折る者は必ず腹痛をおこすと言い伝えてきた。 昭和九年五月一日、才ノ神の藤は文部省天然記念物の指定を受けた。以後有路保勝会なども発足して、この藤はいよいよ大切にされたが、昭和三十一年一月二十三日指定解除となった。昭和四十八年九月二十七日、大江町は第二類史蹟名勝天然記念物に指定してこの名藤の保存に努めることとした。自然の藤棚であった欅も、その後風水害などの影響を受けてほとんどの枝が失われ、近年樹勢がとみに衰え藤棚の用をなさなくなってきたので、昭和五十一年二月鉄骨製の藤棚を設置して現在に至っている。 〉 〈 藤の宮さんのまつり 五月には有路の藤の宮さんのまつりがある。この藤はかつて(昭和九年五月一日付)天然記念物として文部大臣の指定をうけていた名藤であるが、この藤を「才の神の藤」とよんでいる。 この「才の神」が「塞の神」であることはまちがいない。「塞の神」は一般には「道祖神」といわれるもので、その名のごとく防障、防塞の神であり外から襲いくる疫病や悪霊を村境や峠、辻などで防ぐ神であり、さらに行路の神、旅の神である道祖の信仰と結びついた。この神は、村人の運命を知り、縁を結び、子供と親しい神とされる。 〉 現地の案内板 〈 「才の神」の藤は、以前は目通り周七・九メートル、二千年を越えるけやきの大木にからまって、根元幹周り一メートルを越える六本の藤が立ち上がっていた。共にご神木として大切にしてきた。 幾度かの落雷によりけやきの枝は折れ、樹幹の根元は空洞化し、樹幹の一部が二本の枝を支えている。自然の藤棚のけやきの枝の代わりに、鉄骨に支えられて藤は以前の如く枝を張り、五月中旬長く美しい紫雲の花穂を垂らして芳香を漂わせている。この頃、盛大な藤祭りが行われる。 ご神木にまつられる祭神は、八衢比古命・八衢比売命。久名戸神(別名猿田彦命)の三柱で、天孫降臨の道案内をした神である。 〉 〈 天然記念物「才ノ神の藤」 「才ノ神の藤」の祭神は八衢比古命・八衢比売命・久名戸神です。伝えによると、大十代崇神天皇の時、四道将軍丹波道主命が当地を巡視されたとき、蟻が群がっているのをご覧になり、「近くに人里があるに違いない」とお供の者に村里の在りかを探させました。道のほとりの大木の根元に石を拝む老人がいるのを見て、不思議に思った供人が「どのような神様ですか」と問うと、老人は「才ノ神」と答えました・供人がこのことを命に申し上げたところ、命は驚いて「恐れ多い」とすぐにかけつけて拝まれました。これよりこの地を蟻道(有路の地名の語源)の里と呼び、この神をまつって「才ノ神」とあがめるようになりました。 それ以来「才ノ神」は英知の神様として、何事によらず祈願すれば叶えられ、道を問えば行方を示され、道理を伺えば筋道を明らかにされる。常に深く崇敬しておれば、思い切って行っても失敗する事がないという。更に旅行航海の守護神・月経の神・婦人病・安産の神・子孫繁栄の神として有名です。神木は優に二千年を経た欅で回り約八・五メートルの巨木。その昔落雷にあったこともありますが、樹勢なお衰えることなく四方八方に枝を張っています。 これらからまる藤もまた神木と同じ樹齢で、根元周り二抱え余りもあり、これを降り取る者は必ず腹痛の神罰を受けたといいます。このため恐れて誰も手をふれなかったので、藤は東西約三二米、南北約二七米にまで広がり、五月中旬の花時には紫の房を垂れて咲き誇っています。(才ノ神の藤祭は五月中旬) 昭和八年五月十八日(1933)我が国植物界の権威三好学博士(東京大学名誉教授)が視察して「天下第一」の折り紙を付けられ、同九年五月一日文部省天然記念物として指定されました。 しかしその後、地方的であるとして、昭和三一年天然記念物の指定を外されましたが、昭和四八年町に文化財保護条例が制定されると同時に町指定に、昭和五八年には京都府の天然記念物に指定された。 〉
豊岡市但東町畑山。「たんとうチューリップまつり」。 4月中旬の2週間ばかり開催されます。チューリップだって色々、ここには300品種あるそうで、田んぼ一面に咲き乱れる。 一日中見ていても見飽きない、あれもこれもとシャッターを押すのも疲れ邪魔くさくなってくるほど。 |
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