少年易レ老学難レ成、一寸光陰不レ可レ軽
脳が若い30歳くらいまでに、せめて千冊は読みたい
友を選ばば書を読みて…と与謝野鉄幹様も歌うが、子供の頃から読んでいるヤツでないと友とも思ってはもらえまい。
本を読めば、見える世界が違ってくる。千冊くらい読めば、実感として感じ取れる。人間死ぬまでに1万冊は読めないから、よく見えるようになったとしても、たかが知れたものである。これ以上の読書は人間では脳の能力上、生物の寿命上、言語能力上不可能なことで、コンピュータ脳しかできまい。
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『丹後の地名』は、「FMまいづる」で月一回、「そら知らなんだ、ふるさと丹後」のタイトルで放送をしています。時間が限られていますし、公共の電波ですので、現行の公教育の歴史観の基本から外れることも、一般向けなので、あまり難しいことも取り上げるわけにもいきません。
放送ではじゅうぶんに取り上げきれなかったところを当HPなどで若干補足したいと思います。
古代丹後の神名帳-3-
丹波郡は中郡とつい先ほどまで呼ばれていた。中世頃から中郡と通称されるようになったという、戦国期の「丹後国御檀家帳」に「中郡、たんばの郡とも申」とあるのが「中郡」の初出と見られている。
国の中心になるような郡を中郡と呼ぶことは、若狭国でも見られ、遠敷郡を中郡と呼んでいた、広いので上下にわけて上中郡(上中町があった)、下中郡(今の小浜市)と呼んでいた。
当地の一帯は古代の“大丹波王国”の心臓部である。
『古事記』
開化天皇条に、
此の天皇、旦波の大縣主、名は由碁理の女、竹野比賣を娶して、生みませる御子比古由牟須美命。
美知能宇志王、丹波の河上の摩須郎女を娶して、生める子、比婆須比賣命。次に眞砥野比賣命。次に弟比賣命。次に朝廷別王。〔四柱〕此の朝廷別王は、〔三川の穂別の租〕此の美知能宇斯王の弟、水穂眞若王は、〔近淡海の安直の祖〕次に神大根王は、〔三野國の本巣国造、長幡部連の祖〕。次に山代之大筒本眞若王、同母伊理泥王の女、丹波能阿治佐波毘売を娶して、生める子、迦邇米雷王。此の王、丹波の遠津臣の女、名は高材比賣を娶して、生める子、息長宿禰王。此の王、葛城の高額比賣を娶して、生める子、息長帯比賣命。
垂仁天皇条には、
旦波比古多多須美知宇斯王の女、氷羽州比賣命を娶して、生みませる御子、印色入日子命。次に大帯日子淤斯呂和気命。次に大中津日子命。次に倭比賣命。次に若木入日子命。又其の氷羽州比賣命の弟、沼羽田之入毘賣命を娶して、生みませる御子、沼帶別命。次に伊賀帶日子命。又其の沼羽田之入日賣の弟、阿邪美能伊理毘売を娶して、生みませる御子、伊許婆夜和気命。次に阿邪美都比賣命。
印色入日子命は、血沼池を作り、又狭山池を作り、又日下の高津池を作りたまひき。又鳥取の河上宮に坐して、横刀壹仟口を作らしめ、是れを石上神宮に納め奉り、即ち其の宮に坐して、河上部を定めたまひき。次に大中津日子命は、〔山邊の別、三枝の別、稲木の別、阿太の別、尾張國の三野の別、吉備の石无の別、許呂母の別、高巣鹿の別、飛鳥の別、牟禮の別等の祖なり〕次に倭比賣命は、〔伊勢の大神の宮を拝き祭りたまひき。〕次に伊許婆夜和気王は、〔沙本の穴太部の別の祖なり〕次に阿邪美都比賣命、〔稻瀨毘古王に嫁ひたまひき〕
「汝が堅いめし美豆能小佩は誰かも解かむ。」とのりたまへば、答へて白ししく、「旦波比古多多須美智宇斯王の女、名は兄比賣、弟比賣、茲の二はしらの女王、淨き公民なり。故、使ひたまふべし。」とまをしき。
其の后(沙本毘売命)の白したまひし随に、美知能宇斯王の女等、比婆須比賣命、次に弟比賣命、次に歌凝比賣命、次に圓野比賣命、并せて四柱を喚上げたまひき。然るに比婆須比賣命、弟比賣命の二柱を留めて、其の弟王二柱は、甚凶醜きに因りて、本つ土に返し送りたまひき。是に圓野比賣慚ぢて言ひけらく、「同じ兄弟の中に、姿醜きを以ちて還さえし事、隣里に聞えむ、是れ甚慚し。」といひて、山代國の相樂に到りし時、樹の枝に取り懸りて死なむとしき。故、其地を號けて懸木と謂ひしを、今は相樂と云ふ。又弟國に到りし時、逹に峻き淵に堕ちて死にき。故、其地を號けて堕國と謂ひしを、今は弟國と云ふなり。
『日本書紀』
開化天皇条
天皇、丹波竹野媛を納れて妃としたまふ。彦湯産隅命 亦の名は彦蒋簀命 を生む。
垂仁5年、狭穂媛の遺言に
其の丹波國に五の婦人有り。志並に貞潔し。是、丹波道主王の女なり。當に掖庭に納れて、後宮の數に盈ひたまへ。
垂仁15年に、
十五年の春二月の乙卯の朔甲子に、丹波の五の女を喚して、掖庭に納る。第一を日葉酢媛と曰ふ。第二を淳葉田瓊入媛と曰ふ。第三を眞砥野媛と曰ふ。第四を薊瓊入媛と曰ふ。第五を竹野媛と曰ふ。
秋八月の壬午の 朔に、日葉酢媛命を立てて皇后としたまふ。皇后の弟の三の女を以て妃としたまふ。唯し竹野媛のみは、形姿醜きに因りて。本土に返しつかはす。則ち其の返しつかはさるることを羞ぢて、葛野にして、自ら輿より堕ちて死りぬ。故、其の地を號けて堕國と謂ふ。今弟國と謂ふは訛れるなり。皇后日葉酢媛命は、三の男と二の女とを生れます。第一をば五十瓊敷入彦命と曰す。第二をば大足彦尊と曰す。第三をば大中姫命と曰す。第四をば倭姫命と曰す。第五をば稚城瓊入彦命と曰す。妃淳葉田瓊入媛は、鐸石別命と膽香足姫命とを生めり。次妃薊瓊入媛は、池速別命・稚淺津姫命を生めり。
日本がだいたい大和を中心にまとまりかけた重要な時期(3世紀頃か)の、天皇代でいえば開化・崇神・垂仁の頃の大和の第一の同盟国が当地一帯にあったものと見られている。崇神皇后は三輪の同族だが、開化、垂仁は丹後の女王であった。丹波・竹野・熊野のあたりが、古代「大丹波王国」の中心であったと思われる。
丹波郡の神名帳
『延喜式』↓
比定社及び現在の所在地
|
現在の社殿 |
延喜式神名帳
丹波郡
九座
大二座
小七座 |
当サイト内へのリンク
(主なもの) |
大宮売神社
大宮町周枳 |
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大宮売神社二座 名神大 |
大宮売神社
丹後二宮 |
咋岡神社
峰山町赤坂 |
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咋岡神社 |
咋岡神社 |
波弥神社
峰山町荒山 |
|
波弥神社 |
波弥神社 |
多久神社
峰山町丹波 |
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多久神社 |
多久神社 |
稲代神社
峰山町安 |
|
稲代神社 |
稲代神社 |
名木神社
峰山町内記 |
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名木神社 |
名木神社 |
矢田神社
峰山町矢田 |
|
矢田神社 |
矢田神社 |
比治麻奈為神社
峰山町久次 |
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比沼麻奈為神社 |
比沼麻奈為神社
藤社神社 |
大宮賣神は、延喜式巻九の宮中神卅六座、神祇官西院坐御巫等祭神廿三の「御巫等祭神八座」にも見える。宮中の八つの神殿に祀られていたため、平安時代以降は八神殿といったそうで、当社の祭神がその一つに祭られていた。丹後大宮の巫が宮中にいたのであろうか。
「室尾山観音寺神明帳」丹波郡二十九前 |
『両丹地方史』(88.5)所収の「室尾谷観音寺の神名帳について(杉本嘉美)」より。
いわゆる国内神名帳で、丹後国司が作成した丹後国内の神社の神名・神階を記したもの。神社名に一部には訓注が付けられているが、いつの時代のものか、正しいかかは不明。寺院では神々の招聘に、このリストを使ったものであろうという。
今のどの神社にあたるのかの比定は、先人の研究に見当たらず、というか、このリスト自体が知られていなかったようで、郡誌や市町誌などにもなく、私の判断で行ったものです。
現在の所在地
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今の社殿 |
位階 |
神社名 |
備考 |
比定参考 |
大宮売神社
大宮町周枳 |
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正一位 |
大宮賣明神 |
式内社 |
オオミヤメ
大宮売神社 |
大宮売神社
大宮町周枳 |
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従一位 |
若宮賣明神 |
式内社 |
ワカミヤメ
大宮売神社 |
大屋神社
大宮町森本 |
|
正二位 |
大屋明神 |
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大屋神社 |
咋岡神社
峰山町赤坂 |
|
従三位 |
咋岡明神 |
式内社 |
咋岡神社 |
波弥神社
峰山町荒山 |
|
正三位 |
波美明神 |
式内社 |
波弥神社 |
稲代神社
峰山町安 |
|
従三位 |
稲代明神 |
式内社 |
稲代神社 |
多久神社
峰山町丹波 |
|
従三位 |
多久明神 |
式内社 |
多久神社 |
名木神社
峰山町内記 |
|
従三位 |
奈岐明神 |
式内社 |
名木神社 |
比治真名為神社
峰山町久次 |
|
従三位 |
比治真奈井明神 |
式内社 |
ヒジマナイ
比沼麻奈為神社
藤社神社 |
矢田神社
峰山町矢田 |
|
従三位 |
?田明神 |
|
?
矢田神社 |
吉原神社
峰山町安 |
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従三位 |
葦原明神 |
|
吉原神社?
稲代神社 |
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|
従三位 |
田守明神 |
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タモリ |
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従三位 |
天坂明神 |
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アマサカ |
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従三位 |
多久明神 |
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二社書かれている
あるいは荒山のタコ谷明神か |
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従三位 |
久美白明神 |
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クミシロ |
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従三位 |
木谷明神 |
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キタニ |
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従三位 |
与岐津日女明神 |
|
ヨキツヒコ |
二神神社
峰山町小西 |
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従三位 |
二神明神 |
|
二神神社 |
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従三位 |
宇賀太刀目明神 |
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ウカオホトジ |
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従三位 |
多久内明神 |
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タクチ |
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従三位 |
神多前明神 |
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|
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従四位上 |
大西田明神 |
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正四位上 |
天坂国主明神 |
丹波道主を祀るか |
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従四位上 |
幡織賣明神 |
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ハタオリメだろう |
荒樔神社
大宮町周枳 |
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従五位上 |
有栖明神 |
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アリス
荒塩神社 |
|
|
正四位上 |
男坂内明神 |
|
|
|
|
従五位上 |
賀茂明神 |
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冨持神社 |
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|
従五位上 |
村田明神 |
|
|
|
|
従五位上 |
星布明神 |
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音の玉手箱
精神に翼をあたえ、創造力に高揚を授ける、音の宝石
Bimbo Jet - El bimbo:歎きのビンボー、オリーブの首飾り
題名はBimbo 貧乏!。貧乏人がピーピー嘆いているとは思えない曲。ビンボー!、ビンボー!と、貧乏人が聞けばおいおいオレのことかとドキリ。“貧乏人の喜びの涙”とでも題名をつけたらいいかも…
(390) Bimbo Jet -- El Bimbo Video HQ - YouTube
(394) Paul Mauriat - El Bimbo 1977 - YouTube
Bimboはbabyはことという。「オリーブの首飾り」は日本で曲の雰囲気に合わせてつくられた題名でなかろうか。
厚生労働省によれば、2018年の日本における貧困線は年収127万円といい、相対的貧困率は15.4%という。日本人口の6人に1人は、相対的貧困ということになる。相対的というのは飢え死にするような絶対的貧困ではなく、その人が属する社会の中平均所得額の半分にもならないような人々を言っている。舞鶴だったらザっとの計算で1万5千人も歎きの貧乏人がいることになる。
まことに名誉なスンバラシイことではあるが、我国の相対的貧困率は先進国35カ国中7番目に高く、G7中では米国に次いでワースト2位である。65歳以上の高齢者世帯や単身世帯、一人親世帯が多い。今はビンボーでないかも知れないが、明日はそうなるかも知れない。どこが経済大国か、貧乏大国ではないか、これほどもクダラヌ国なのか。豊かな大国とは、国民が豊かということであって、大金持ちが豊かになることではない。ビンボー、ビンボーはこの国のマコトの国歌である。
貧困層があることは政治の問題で、貧困をなくすというのは当然政治家なる者なら目指すべき課題であって、そうした目標も持たない者ばかりが、長年政治を牛耳ってきたといことになる、政治の貧困という情けない事態以外ではない。
我国はボーとした政治屋ばかりなのか、とくに将来世代である子供の貧困率が高い。日本の子どもの貧困率は今、OECD加盟国の中で最悪の水準、子どもの貧困率は、1980年代から上昇傾向にあり、今日では実に7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされる。親子2人世帯の場合は月額およそ14万円以下(公的給付含む)の所得しかないことになる。こうした世帯で育つ子どもは、医療や食事、学習、進学などの面で極めて不利な状況に置かれ、将来も貧困から抜け出せない傾向があることが明らか。貧乏層が制度的に固定されてしまう、金持ちの子は金持ち、いくら努力しても貧乏人の子は貧乏、それなら一昔前の封建社会でないか、これは具合悪い、近代社会を否定することとなる。
一部の階層だけを豊かにするのが政治の目的か、すべての人々が豊かになるようにしなければなるまい。ビンボーをなくすという高尚な目標を持った政治家などは今は一人もいないだろうが、まことに情けないクソどもではあるが、もしや一人でもワシはクソではないと思っているならば、明日からは懸命に取り組んでいただきたいものである。
アメリカのマネばかりしてエライ国にでもなったかのように考えているのだから、それはそうなる。長年の日本のアメリカべったりの悪政のツケがいかに高つくものかを見ることができる。改まらないだろうから、もう見捨ててデンマークかスエーデンかチェコあたりへ移住を考た方がいいのかも。日本政治は世界最悪最低の政治である可能性は高い。
先進国30ヶ国中、貧困率が4番目に高い日本|幸せ経済社会研究所 (ishes.org)より
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